コンペを終えて
先週日曜日にペアノのコンペが終わり、娘の初めての挑戦も終わった。結果を知った瞬間からの落ち込みようは想像以上で、もう二度とこんな目にあいたくない、というようなことを言っていた。
今回初めて参加してみて、2つわかったことがある。まず1つ目は電子ピアノで練習してては勝てないということ。2つ目は娘にとってコンペという競争(目標)は必要であり、非常に良い刺激となるであろうということ。
ピアノを去年の10月に始める前は、電子ピアノと通常のピアノの差が全くわからなかった。キーの数さえ同じであれば、同じように音が出るのだから、何が違うというのだろうと思う程度だった。でもコンペに向けて同じ曲を引き続け、その曲を違う子が演奏しているのを聞いてると、電子ピアノとピアノは少しずつ違う楽器だということが分かり始めた。
そういった理由からピアノを購入することにした。そのほうが娘のためであるのはもちろんのこと、娘の成長や楽しみのために勝てる環境を作ってやるのは必要なことだと思えた。ただし娘にやる気があれば、の話である。
本当にやる気はあるのか
結果を知ってからの落ち込んだ後で、しっかりと娘自身に今後どうしたいかを聞いてみた。ピアノを続けるか辞めるのかも含めて聞いてみたところ、続けたい、勝ちたい、と悔しそうにこぼした。
結局終わってみて結果は悪かったが、参加してみてよかったと思えた。子供にとって競争は楽しいものであり、成長できる舞台でもある。そのことを娘も同じように感じてくれたようでホッとしている。
課題曲として練習したメヌエットといわし雲は、娘にとって初めて長いあいだ弾き込んだ曲となった。おそらく成長してもずっと覚えているのではないだろうか、この悔しさと共に。