ハルノート

6歳からピアノを始めた娘の学習記録

初のピティナ予選通過

ピティナの予選を無事に通過した。

わけもわからず受けてみた去年と違い、ある程度の準備期間や対策を練って迎えた今年のコンクールは無事に通過することが出来た。

親から子へ何かを教える関係というものは本当に難しい。何度喧嘩しながら日々の練習を過ごしてきたことかわからない。しかし、目標を定め、そこまで一緒に歩いて行くという道のりは、決してただ苦しいだけではなかった。

それは少しづつではあるが、今まで以上に互いの信頼関係が高まっていくからだ。

そして、最終的に目標を達成できた瞬間の子供の笑顔は、親にとって最大のご褒美である。

その瞬間を思い出すと今でも顔がにやけてくる。

次は本戦。また飴と鞭を使い分けながらの日々が始まる。

どうなることやら。

自走

今年度のピティナコンクールの課題曲が決まった。昨年の悔しさを、思い出して、今度こそはと燃えている。

初めての時は一小節進めるのに一週間かかっていた。しかも楽譜は読めないので一緒に難解な英文書でも解読するかのような進め方だった。

しかし最近は自分で譜を読んで、自分で進めるようになった。去年のことを思うと感慨深いものがある。もう少しで完全に一人で出来るようになるだろう。そこまできている。

こぎつね

最近のやる気は相変わらず言われるまで自分から練習は開始しない。制限時間を区切ってみたけどなかなか難しい。ストップウォッチでも置いてみようか検討中。いずれにしろ自発的なやる気の出し方を見つけさせてあげないと、根本的な解決にはならない。

12月にある発表会での練習曲である「子ぎつね」の練習。

楽譜はなんとか読めるけど、指番号がわからない。こちらのYoutubeで誰かが弾いていた動画を参考にしてみるけど、あっているのかどうか・・・

楽譜が読めるようになってきた

コンクールや旅行も終わって毎日練習する日々が再び戻ってきた。以前は楽譜が読めなくなったと思っていたけど、先生の仰る通り部分的に読めていた楽譜がつながってきて、全体的に読めるようになりつつある。

そういうわけで最近の練習では自分で楽譜を読んで自分で練習ができるようになった。つまり、こちらから指導する必要がなくなりつつある。やっているのは間違っている箇所の指摘と、練習を見てあげるということ。

最初の1〜2年しっかり基礎を教えれば、何をせずとも自分から走り出す、とピアノの先生から聞いたものだが、この10ヶ月それなりに練習した成果はあったようだ。

あと気になっているのは、ピアノが好きかどうか。この点は親として反省すべき点が多々あると思う。もっとその点に力を入れるようにせねば。何かできることがあるはず。

例えばピアノを弾く女の子が成長していく漫画(あるのかどうか知らんが)を部屋においておくとか、弾きたくなるようなピアノの曲をさり気なく部屋でかけておくとか。寝る前に音楽家の伝記物を読んであげるとかいったことをしたほうがいいのかもしれない。

自発的なやる気を引き出すのは環境を整えるしか無いと思っている。そしてそれは子供が小さいうちは親の手に全てかかっていて、その影響は計り知れない。だから親として今のやり方で間違いないだろうか?と常に思うし、自分たちの親もそう思ってきたのだろうなと感じる。

最近の練習など

www.youtube.com

新しいピアノでの練習はそれなりに頑張っている。バスティンの基礎練習を再び再開し、コンペの練習で忘れていた音符の読みも少しずつ思い出してきた。練習時間は平均すれば1日30分というところだろうか。長い時でも50分もすれば集中力が切れてくるので仕方ないのだろう。

ただこの先の1日数時間練習という壁は、本人が楽しくて仕方がない状態にならないと不可能だと思う。一つの行為が楽しくて楽しくてやめられない、いわゆるハマっている状態(フロー状態)になれば、脳からドーパミンがドバドバ出て疲れなんて吹っ飛ぶはず。

ピアノを教える親として、私が考えるゴールは、そこへ連れて行くことだと考えている。それには楽しいという感情は絶対に必要である。そこに怒りや恐怖が混じっていてはいけない。

ひたすら楽しくでもダメなわけで、ある程度の厳しさを持って適度な難易度でクリアできる目標を設定し、気持よくそこを通過させる。そしてそれを繰り返すことで、ピアノをしてると心地良いという回路を脳に設置する。

理屈はわかっているんだけどね。なかなか難しいものだ。

 

音符がやはり読めない

以前の記事でも分かっていた、楽譜が読めないという問題。改めてその問題を考えてみた。

コンペを終えるとバスティンカードはさっぱり忘れていた様子。ただし以前完璧にバスティンカードが読めるようになったけど、楽譜は読めていなかった。気になっていたけどコンペがあったので忘れていた。

とにかく楽譜が読めない。左手が特に読めていない。読めないものを読もうとして、練習嫌いになりかけている。当然練習は一向に進まず、親子ともどもフラストレーションが溜まるという悪循環。

これはおそらく楽譜がスラスラ読めるようになれば解決すると思っている。しかしバスティンで読めるようになっても無理だったのにどうやって?・・・いろいろ考えた結果、通常の楽譜を右、左の順に読ませてみることにした。

というわけでジュニア3を今日は読ませてみた。きちんとリズムを付けて読むように。右を読めたら左。たいてい左が読めないのでぐずり始める。バスティンも平行してやったほうがいいのかな。とにかく楽譜のみで今日は終わり。

来週末には新しいピアノが届くのでそれから本格的に始めようかと。それまでは楽譜の問題と今後の練習プランを固めておかなくては。

コンペを終えて

先週日曜日にペアノのコンペが終わり、娘の初めての挑戦も終わった。結果を知った瞬間からの落ち込みようは想像以上で、もう二度とこんな目にあいたくない、というようなことを言っていた。

今回初めて参加してみて、2つわかったことがある。まず1つ目は電子ピアノで練習してては勝てないということ。2つ目は娘にとってコンペという競争(目標)は必要であり、非常に良い刺激となるであろうということ。

ピアノを去年の10月に始める前は、電子ピアノと通常のピアノの差が全くわからなかった。キーの数さえ同じであれば、同じように音が出るのだから、何が違うというのだろうと思う程度だった。でもコンペに向けて同じ曲を引き続け、その曲を違う子が演奏しているのを聞いてると、電子ピアノとピアノは少しずつ違う楽器だということが分かり始めた。

そういった理由からピアノを購入することにした。そのほうが娘のためであるのはもちろんのこと、娘の成長や楽しみのために勝てる環境を作ってやるのは必要なことだと思えた。ただし娘にやる気があれば、の話である。

本当にやる気はあるのか

結果を知ってからの落ち込んだ後で、しっかりと娘自身に今後どうしたいかを聞いてみた。ピアノを続けるか辞めるのかも含めて聞いてみたところ、続けたい、勝ちたい、と悔しそうにこぼした。

結局終わってみて結果は悪かったが、参加してみてよかったと思えた。子供にとって競争は楽しいものであり、成長できる舞台でもある。そのことを娘も同じように感じてくれたようでホッとしている。

課題曲として練習したメヌエットといわし雲は、娘にとって初めて長いあいだ弾き込んだ曲となった。おそらく成長してもずっと覚えているのではないだろうか、この悔しさと共に。